このホームページは、国土交通省江戸川河川事務所、流山「市民の会」久谷興四朗さん、
鵜沢俊明さん、元新松戸郷土資料館館長大井さん、新松戸花桃の会の方々に画像などご協力を頂きました。

知っちゃお!見ちゃお!愛しちゃお!       みんなの坂川
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Q&A

Q1.そもそも「坂川」とは、どんな川なのですか?

 A.実は、現代の松戸市を南北に流れる坂川は、自然にできた川ではありません。かつてこの川は、大雨の度に水が逆流して氾濫し、「逆川」と呼ばれていました。それが、先人の苦労と努力の末、川は掘りつがれて治水がなされ、今の「坂川」になりました。 

Q2.坂川についての社会科学習では、何をねらいとして授業づくりをしたらよいのでしょうか?

 A.坂川の学習は、学習指導要領の社会の第3学年及び第4学年の内容「地域の人々の生活について、次のことを見学、調査したり年表にまとめたりして調べ、人々の生活の変化や人々の願い、地域の人々の生活の向上に尽くした先人の働きや苦心を考えられるようにする。」として位置付けられます。学習活動を通して、子ども達が、坂川の掘りつぎを行った先人たちがどのような苦心を抱え、どのような働きをしたのかをつかめることをねらいとします。 

Q3.ねらいにせまるために、効果的な発問はありますか?

A.ただ年表をなぞるのではなく、物事のつながりや歴史的な背景を児童自身がつかむことが大切です。「なぜ、渡辺庄左衛門は掘りつぎをしたのか。」、「なぜ下郷は、坂川を掘りつぎたいという上郷に反対したのか。」というように「なぜ」を考えていくことが大切です。教師が、児童の思考を促すための「なぜ」という問いを投げかけることができれば、児童は自ら考え、自分の答えを導き出します。 

Q4.坂川について学ぶ中で、児童にはどんな変容があるのでしょうか?

 A.これまで、児童にとって坂川は「ただ身近に流れる川」であったように思います。坂川を学習する中で、この川は大変長い時間をかけて、人々によってほりつがれてきた「わたしたちの町の大切な川」であると、子どもの中で認識が変わってきます。また、学習を進めると、坂川の治水がなされたことで周辺地域は「下谷三千石」と呼ばれるまでに成長し、松戸の繁栄の基礎となったことに気づきます。「先人たちがつくってきた坂川を大切にしよう」という児童の思いは、郷土愛につながってくると思います。 

Q5.坂川の学習をより深めるためには、どんな指導をしたらよいですか?

 A.たとえば、総合的な学習の時間と抱き合わせで、グループごとに調べ学習を行う方法があります。グループは「坂川の生き物」「水質の変化」「松戸市の地形」「坂川の歴史」「坂川の治水」等、児童の実態や興味関心に合わせてグループ編成するとよいです。また、松戸市立図書館の協力を得て、坂川に関する資料を集めることもおすすめです。さらには、現在、河川の管理を行っている国土交通省の職員の方に、特別授業を行っていただいたこともあります。学校の実態に即して、指導を行っていただきたいです。